【vol.182】赤壁酒店(小倉/角打ち)
角打ち|〜999円|昼飲み|一人で|友人と|★|
「北九州の台所」と呼ばれる旦過市場にある昔ながらの角打ち。地酒や手作り料理の種類が豊富。戦後の闇市をルーツとする歴史ある市場の雰囲気を味わえる、貴重な名角打ちです。
北九州モノレール旦過(たんが)駅の出入口2(南西側に降りる階段)から徒歩1分ほど、旦過市場メインアーケードのかなり南側にあります。店内はカウンターと長テーブル(というか棚?)が1つ、12〜13人は入れそう。
この入口(旦過駅出入口2の前)から入ると、割とすぐの右手にあるので一番わかりやすいと思います。GoogleMapで住所検索してもどこを指しているのか全然わからなくて結構迷ってしまったので。
サッポロ赤星、大瓶がなかったので中瓶を。自分で冷蔵庫から取ります。ざっと店内を見渡すと“飲食は30分以内”、“無断撮影禁止”との表記が。お〜、なかなか緊張感ありますね。(載せている写真は全て許可済みです)
まずは玉子焼を。レンジで温めてくれました。甘さがほとんどなくて、おつまみにはちょうどいい。醤油じゃなくて添えてある昆布で味のバランス取るのがなんだかとても良かったです。
お店に入ったときからずっと気になっていたおでん、大根と餅きんちゃくを。あと熱燗(京都市伏見の北川本家、富翁上撰の五段仕込)も一緒に。餅きんちゃくは若大将のおすすめだったんですが、ダシがしっかり染み込んでいてとても美味しかった!
若大将は最初クールな印象だったんですが、「どこから来たんですか?」という会話からいろいろ楽しくお話しさせてもらいました。四代目である女将さんは優しくてかわいい(これはもう、名角打ちではかなりの確率であることがわかってきました)です。
店内には、役所広司さんが店内をCM撮影に使ったときの写真や、有名人のサイン、昔ながらのポスターなど、見渡すだけで楽しめるものがいっぱいあります。
なんとも衝撃だったのが、お店に来て5秒で帰るお客さん!常連のおじいさんが来て「ショット一杯!」と言って、ポケットから小銭をバン!とカウンターに。もう女将さんもわかってるんですね、ショットグラスに焼酎(ウィスキーじゃなく焼酎ってのがなんとも 笑)をサッと入れて渡す。おじいさんはそれをグイッと一飲みしてパッと帰る。この一連の流れがあまりにもかっこ良くて、マジで感動してしまいました。しかも、僕がいたわずか30分の間に2人もいましたからね、うわ〜すごいなって。
お会計は千円ちょっと、もっと東京にも角打ちがあればなぁと思わざるを得ないです。
飲んだ後は是非、旦過市場を散策してみてください。メインの通りは人がたくさんで活気が溢れていて、鮮魚店や惣菜店を眺めているだけでもすごく楽しいです。
んでもって、メインから逸れた路地はまるで迷路のように入り組んでいて、それはそれはディープな世界。終始ドキドキでウロチョロしてました。
旦過市場を含めて楽しめちゃいます、是非小倉に寄る際には!
【vol.182】赤壁酒店(小倉)
最寄り駅:旦過駅(小倉からも徒歩圏)
住 所:福岡県北九州市小倉北区魚町4-5-4
営業時間:9:30~19:00
定休日 :日曜
ジャンル:角打ち|昼飲み
予 算:〜999円
どんな時:一人で|友人と
予 約:不可
電話番号:093-521-3646