【vol.132】山田屋（王子／居酒屋）
居酒屋｜〜1,999円｜昼飲み｜一人で｜友人と｜
これぞ“大衆酒場”という、全てを見渡せる広々とした店内。それを眺めているだけでも十分飲めちゃえるほど素晴らしい風景です。料理は安くてメニューも豊富、なかでも激薄のハムカツ（170円）が絶品の、老舗居酒屋さんです。
駅から徒歩6分ほど。店内に入ると全てを見渡せる広いフロアにびっくりするかもしれません。席は全部で60〜70席くらいでしょうか。年季の入ったテーブルがとてもかっこいい。
キリンラガー大瓶、480円。かな〜り冷してます、あぁ美味い！瓶ビールはキリンで、一番搾りも用意がありました。
ハムカツ、170円。これはマストな1品、めっちゃ薄いハムカツ！衣1/ハム1/衣1くらいの厚さなので、正直ハムとしての味わいは風味程度ですが、久しぶりに食べて、涙が出そうなくらいやっぱりこれが好きだな、と。んでもって、鼻にツーンとくるカラシも最高なんです。う〜ん、ここのハムカツが一番好きかも。
こはだ酢、280円。少し強めの〆具合。わさびを乗せ、気持ち程度に醤油をちょこんと。いくらでも飲めちゃいます、これがあれば。添えられた甘めの生姜も嬉しい。
揚げ出汁豆腐、250円。片栗粉多めで少しぷるんとした衣、そして中はホクホクのお豆腐。そして意外にも出汁が薄味で上品だったのでびっくり。美味しかったなぁ。
徳利お燗で1合、250円。注文したら酒燗機で一瞬で燗酒にしてくれました。銘柄は八重寿銘醸（秋田）の八重寿、粋撰の辛口。
おからサラダ、250円。いもサラダ（いわゆるポテサラ）を注文すると店員さんに「今はいもサラダはなくて、おからサラダなんです。でも味付けは同じなんですよ」と言われたんだけど、つまりそれはどういう味になるんだ？と思い注文。ちょっとお酢が強めのところにマヨネーズ。うむ、なるほどポテサラの味付け。入っているのはヒジキとネギとキュウリ、でもじゃがいもじゃなくておからなのが不思議。これは初体験の味だ、面白い。
こちら名物、半熟玉子、250円。半熟玉子と書いてありながら、そばも盛られてきます。今回は夏場だったのでそうめんでした。作り置きなのでダシをどっぷり吸っちゃってベロンベロンですが…まぁとにかく〆にはバッチリ。
他、まぐろの刺身（310円）、ほたるいかの沖漬け（250円）、青柳の酢（250円）、みがきにしん焼き（280円）、いわしの煮付け（250円）、メンチカツ（170円）、鶏の唐揚げ（250円）、いかフライ（250円）、あじフライ（250円）、舞茸の天ぷら（250円）、薩摩揚げ（250円）、冷や奴（180円）、牛にこみ（320円）、にこみ豆富（500円）など。基本的に1品250円なんですが、そうでないメニューに関しては短冊の下にその値段が書いてあるのでわかりやすいと思います。
飲み物は、生ビール（中400円、大770円）、焼酎（240円〜）、ウイスキー（310円〜）、地酒（210円〜）など。酎ハイやウーロンハイなどのメニューはないのですが、注文すると、甲類焼酎がないので焼酎は「いいちこ」で、炭酸であったりウーロン茶缶をつけてくれるようです。あと、実は黒ビールが3種類（いずれも瓶）、キリンスタウト（330円）、ヱビスプレミアムブラック（340円）、ギネスエクストラスタウト（440円）が用意されているのがなんとも。ギネス3本とおつまみ2品でサッと帰っていく常連さんとかいて、かっこいいなぁ…と。
これこそ、いわゆる“大衆酒場”というものでしょう。ワンフロアで柱以外遮るものがなく、厨房まで見渡せる広々とした店内。レジが孤島のように独立しているのも（見れみればどういうことかわかると思います）、珍しいというか、面白いというか、素晴らしいなぁと思ってしまいます。
ゆえに自然と視界に入ってくる、1人でポツリと飲む人、テーブルを囲んで5～6人で盛り上がりながら飲む人、厨房で忙しく料理を作っている店員さん、隣のお客さんが食べててさっきから気になっている料理などなど…。もう、正直これだけでも飲めちゃいます。
あ、古時計がかっこよかったので写真撮らせてもらっちゃいました。
ちなみにこのお店、朝の7:30から営業、13時頃に一旦閉店し、16時から再開、21時頃には閉店という2部制になっています。土曜日の昼は少し早めに閉まるそうなのでご注意を。定食メニューもいろいろあるようです。
是非、ザ・大衆酒場の風景と激薄ハムカツで一杯！
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【vol.132】山田屋（王子）
最寄駅：王子駅
住 所：東京都北区王子1-19-6
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