【vol.101】あかね(久我山/やきとん)
やきとん|〜2,999円|一人で|友人と|★|宮|
住宅が多い久我山にぽつんとあるやきとん屋さん。やきとんメニューも充実しているが、それ以外にも魚の刺身や、その日おすすめの1品メニュー、さらには珍しい日本酒まで揃っており、オールマイティに楽しめるお店。
久我山駅南口から徒歩4分ほど、岩通通りを直進すると左手にあります。以前はスープカレー屋さんだったようで、その名残があり、ちょっと不思議な店構えですが、赤提灯を目印に。店内はいっぱいだったので、外の小さいテーブルで。
サッポロ赤星大瓶、590円。赤星が置いてあると、もうそれだけで嬉しい。
アジ刺、350円。先頭打者、いきなりの衝撃。まず見ての通りすごいボリューム。そして最高に脂が乗っており、驚くほど美味しい。さらには、しその実までも付けてくれるという薬味の充実。この日おすすめの黒板メニューだったので、このクオリティが毎日とは考えられませんが、この1品でかなりエンジンがかかりました。
セロリ浅漬け、170円。なんですが、もうこれしか残っていないということでサービスでいただいちゃいました。さっぱりと、セロリの香りがいい。
チレ、1本110円。タレで。初めて訪問するやきとん屋では必ずと言っていいほど注文します。独特の食感とタレの相性がいいです。もう少し大ぶりの串だと良かったなぁ。
シロ、1本110円。こちらもタレで。やはりシロもタレとの相性が抜群、弾力があり歯ごたえもいい。かしら、たん、レバなど、他のやきとんもほとんど1本110円です。
サクラゆっけ、450円。少し甘めのドレッシングのようなものがかかっています。馬肉の甘みが引き立って美味しい。糸唐辛子、ごま、胡椒、下にはキュウリなど細かい盛りつけも嬉しいですねぇ。
梅割り、330円。しっかり梅シロップが用意されていたので、いただかないわけにはいかず。焼酎を受け皿にこぼしてくれなかったのが少し残念…!それにしてもガツンときます、梅割りは。
ポテトサラダ、330円。これはかなりのオススメ。今まで食べてきたポテサラのなかでは、かなり甘めの味付けなんですが、これが意外なほど美味しい。ニンジンの甘みなのかな?じゃがいもは完全に潰すタイプ、他のハム、キュウリもかなり細かく刻まれていました。
山芋しょうゆ漬、170円。安定の味、さっぱりと気分転換に。やはり100円代からの1品メニューが数点あるのは嬉しいですよね。
トロトロナンコツ煮、260円。ソーキそばに乗っているようなお肉。丁寧に柔らかく煮込まれており、ナンコツ部分もプルトロ…!しっかしこれが260円は安いなぁ、素晴らしいです。
どぶビール、630円。生もとのどぶろくを生ビールで割る飲み方。ほのかなどぶろくの発酵臭と甘みが加わり、まろやかな味わい。久しぶりにマッコリビールも飲みたい気分に。
がつ酢、220円。がつが厚めですね。さっぱり感は少ないですが、食感がいいです。
生カブみそ、220円。さっぱり口直しメニューが揃っていて嬉しい。
帆立とカニのクリームコロッケ、330円。手作りなのか、市販ではあまりないくらいちゃんと帆立が入っていて美味しい。衣のサクサク具合もいいです。
とりももの唐揚げ、280円。竜田揚げのような唐揚げ。やはりキャベツ&マヨネーズを付ければ鉄板。
山廃純米白ラベル、玉川、600円。京都のお酒。これはかなり美味しい…!辛口できりっと、しかもアルコール度数が20%以上と非常に高いお酒。
枝豆のかきあげ、300円。ポリポリといい食感、お塩でシンプルにいただきました。
超濃厚ヨーグルト酒、700円。宮城のお酒。嬉しいことにこぼすまで入れてくれちゃって…。もう完全にヨーグルトジュースです、飲みやすすぎで危ない…!笑
パイナップル焼き、220円。デザート的に。焼き果物もいいですねぇ。
他、この日のおすすめに、〆サバポン酢(300円)、イカの沖漬け(270円)、生ユバ刺(250円)、トリレバのパテ(380円)、ワラビの天ぷら(200円)、レバ串カツ(110円)など、定番メニューに、こぶくろ刺(380円)、和牛レアステーキ(490円)、煮込み(390円)、メンチカツ(280円)、ササミチーズカツ(330円)、エシャレット(280円)、若サギの南蛮漬け(170円)など。全体的に良心的な価格、注文したもの全てボリュームがちゃんとあったので、他のメニューもすごく気になります。特にこのお店は黒板メニュー(その日のおすすめをホワイトボードなとに手書きにしたもの)にハズレがないのかも。
飲み物は、生ビール(中560円、大730円、ヱビス)、ホッピーセット(410円)、なか(280円)、チューハイ(410円)、ウーロンハイ(380円)、トマト割り(410円)、豆乳割り(410円)、ハイボール各種(330円)、どぶハイ(600円)など。そしてこのお店、菊姫(石川県)、南(高知県)、國権(福島県)、穿(鳥取県)、〆張鶴(新潟県)、独楽蔵(福岡県)などなど、珍しい地酒がものすごく充実しており、しかも各600~700円で飲めます。常連さんに伺ったところ、わざわざ他県から日本酒を楽しみに来る人もいるそう。
新しいお店に入るとき、いいお店かどうかを自分は何を基準に選んでいるんだろう、と自分でも思うことがあるのですが、このお店に関しては外から見えた黒板メニューの充実度(おすすめの品が多いということは、ちゃんと食材が回転している)、そしてそれらの価格が100~400円代でしっかり振れ幅がある、というのが決め手でした。後になって考えて気が付いたのですが。
そして驚き、ここは上板橋の「ひなた」を立ち上げた二人のうちの、お一人が独立したお店とのこと。つまり秋元屋の弟子。やっぱり秋元屋はすごいですね。
あまり立ち寄ることのない駅かもしれませんが、このお店に行くために降りても十分満足できるのではないかと!
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【vol.101】あかね(久我山)
最寄駅:久我山駅
住 所:東京都杉並区久我山2-12-7
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