【vol.92】ビールスタンド重富(銀山町/立ち飲み)

角打ち|バー|〜999円|一人で|友人と|

老舗の酒屋、重富酒店が「旨い生ビールを伝えたい」との思いから酒屋の一部を改装したビールスタンド。ビールの「咽越し」を最大限に楽しむための、ビール通にはたまらないお店。

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路面電車の広島電鉄、銀山町駅から徒歩5分ほど。酒屋さんだけに、隣は倉庫になってます。

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1種類のビールを4種類の注ぎ方で提供しています。2杯までしか飲めないので迷うなぁ…!ちなみにここで扱っているビールはアサヒ樽生で、アサヒはアサヒでもスーパードライとは違います。イベントで、キリンラガー、サッポロ黒ラベル、サントリーモルツを提供することもあるそう。ひゃー、何通りの楽しみ方ができるんでしょう。合宿を開催していただきたい…笑

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こちら、昭和時代を再現するために氷式冷蔵庫を使っています。かっこいいですね。樽を急激に冷やすのではなく、氷の温度でゆっくりと24時間かけて冷やしているそう。生ビールも冷えた状態が持続します。

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壱度注ぎ、500円。これが驚きの飲みやすさ。マスターから「牛乳のようにさらりと飲めちゃいますよ」と。本当に銭湯あがりの左手を腰に当ててゴクゴクってやる感じで飲めちゃって、さすがに一気飲みはしませんでしたが、もうグラスにはほとんど残っていない…。そんでもって、そもそも注いでもらってから飲むまでの時間も大事なので写真なんか撮っている場合ではない!ということもあり、初めて飲み干したグラスを写真に撮りました。すいません…!

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弐度注ぎ(昭和)、500円。うーん、なんとキメ細かい泡…!やわらかい…!なんとも僕には、これ以上この泡を形容する言葉が見当たりません…。が、とにかく美味しい。そして、壱度注ぎとは味が明らかに違います。陳腐な言葉でしかお伝えできないのが悔しいですが、とにかく同じ樽から入れている生ビールでも、注ぎ方によってこんなに味わいが変わるんだなぁ。

このお店、営業時間は17~19時の2時間のみ、おつまみはなし(持ち込みもご遠慮)、しかも1人2杯まで、というこだわりなので、さぞかし店主は気難しい方なのかと思いきや非常に柔らかい雰囲気の方で、注ぎ方や昭和と平成のビールサーバーの話、東京だったらあそこのビールは是非飲んでください、などなど、ビールへの愛をたくさん語っていただきました。やー勉強になった!

営業時間が2時間と短いのは、とりあえずここで美味しいビールをサクッと飲んで、あとは街へ出て飲んでください、という思いがあるそうです。酒屋さんならではの発想(お酒の販売先である飲食店の営業は邪魔しない)ですね。お店を出るときには「行ってらっしゃい」と声をかけてくれます。本当に広島の街のことを考えているんだなぁ、と少し感激してしまいました。

マスターに教えてもらったお店を体験した上で、また必ず訪問したいと思います!

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【vol.92】ビールスタンド重富(銀山町)

最寄駅:銀山町駅(広島)
住 所:広島県広島市中区銀山町10-12

“広島県広島市中区銀山町10-12”

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2014-05-05 | Posted in ◆八丁堀, ◇広島県, ●立ち飲み, ★gallery, ☆blogComments Closed 

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